真珠湾攻撃70周年

真珠湾攻撃70年の式典=震災支援の指揮官ら5000人出席-米ハワイ(時事通信)(2011.12.8閲覧)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120800106

真珠湾70年 戦没兵士を追悼 NHKニュース(2011.12.8閲覧)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111208/k10014502321000.html

今日は12月8日。米国時間12月7日。
真珠湾攻撃70周年。
ハワイの真珠湾で追悼式典が行われたとのこと。

1991年の真珠湾攻撃50周年の頃は日米貿易摩擦でアメリカのジャパン・バッシング(日本叩き)が高まっており、アメリカに進出する日本企業の大攻勢を真珠湾攻撃に結びつける論調が多々見られたのが印象に残っている。
対照的に今回の70周年は落ち着いたものだ。本来こうあるべきだけど。

大学生の頃、多分1995年ごろだったかと思うが、ピースおおさかで真珠湾攻撃で生き残った元米軍人の講演会が開催されたので聞きに行ったことがある。真珠湾攻撃の「語り部」をしている人とのことだった。
講演を聞いた記憶では、その方は攻撃当時湾内に係留されていた敷設艦オグララ Oglala に乗り組んでいた。日曜日の朝、のんびり艦内で休んでいると、飛行機がやけにたくさん飛んでいた。てっきり訓練だと思っていたら空襲が始まり、その後艦が沈みそうになったので、海に飛び込み命拾いしたと述懐していた。艦内にいた仲間が大勢亡くなったとのことだった。

講演の最後、元軍人が Remember Hiroshima Nagasaki,No more Pearl Harbor と結んだのが印象的だった。
その時はただ単に日本人への配慮をしてくれているのかなと思っていたが、今思えば戦争を生き残った者の偽らざる本音でもあったかもしれない。



敷設艦オグララについて。
Wikipedia(英文版) USS Oglala (CM-4)
http://en.wikipedia.org/wiki/USS_Oglala_%28CM-4%29